友人たちと連れ立ってTV番組のスタジオ観覧へやって来たカレンは、スタジオの開場を待っていると突然鼻血を出してしまう。慌てている間に開場が始まってしまい、カレンは友人たちを先に行かせるが鼻血は止まらず、彼女はそのまま倒れて亡くなってしまう。鼻血の原因は過去に行った鼻の整形手術の時についた傷だった。その傷が動脈を詰まらせ破裂したのだ。
-本日のお客様-
カレン・ポステル・ペッパー 享年39歳
KAREN POSTELL PEPPER (1964-2003)
ネイトはリサとマヤ、友人のトッド一家とキャンプに行くことになった。シアトルに住んでいた頃は隔週でキャンプに行っていた程だというネイトは張り切るが、リサにビールの本数を制限されたり、タバコを吸わないように言われ楽しみが半減する。またかつては一緒に楽しんだトッドもすっかり家庭第一になっており、マリファナを吸ってみても誰も付き合ってくれず、彼らのノリの悪さにネイトは1人腹を立ててしまう。
ネイトはリサの許可を得て、キャンプ地から近いスーサイドロックに1人ハイキングへ出かける。現地についたネイトはその絶景に感動し、そのまま疲れて眠ってしまう。そこへ別のコースを通って来たと言うブレンダが現れる。偶然を装うブレンダだったが、ネイトに責められた彼女は正直に彼を追ってきたことを話し、彼を誘惑する。しかしネイトが拒絶すると、ブレンダは彼に謝罪の言葉を遺して崖から身投げする。そこでネイトは目を覚ました。ブレンダが現れたこと自体が彼の夢だったのだ。
キャンプ中にネイトはトッドと、リサはトッドの妻デイナと話し、未だにお互い求め合いセックス第一なトッド夫妻と自分たちの夫婦としてのあり方の違いを実感していた。トッド夫妻の好意で2人きりにしてもらったネイトとリサは、自分たちの夫婦関係について口論になる。ネイトがマヤのために仕方なく結婚したという雰囲気を出していること、リサが理想の夫像を押し付け私生活を束縛することなどお互いの不満をぶつけ合った後、リサは自分の行動を反省してネイトに謝る。そしてネイトにキスをせがむ。ネイトは彼女に石の上に横になるように言い、2人は激しいセックスをする。キャンプから帰る車の中で、リサはネイトと夫婦になって以来最高のセックスができたことに幸せを感じていた。
アーサーが話していた映画「サイレント・ランニング」のビデオを借りてきたルースは、彼を誘って2人でビデオを鑑賞し親睦を深める。ルースが積極的にアーサーに接する様子を見たフェデリコは、無理して彼女に合わせなくてもいいと言うが、彼自身は合わせているつもりは全くなかった。
男1人ではとても動かせないほどの巨漢の葬儀を引き受けたF&D。フェデリコとアーサーは通夜前日のうちに処置した遺体を特大サイズの棺桶に納め、葬儀会館に運ぶことにした。しかしその夜、すさまじい轟音と共に棺桶が台から落ちてしまう。その音を聞きつけて集まったアーサー、ルース、クレア、泊まりに来ていたラッセルの4人で転げ落ちた遺体を仰向けにすると、無惨にも遺体の鼻は曲がってしまっていた。アーサーは4人で協力して担架に乗せようとするが、非力な4人では持ち上げられず再び遺体を床に落としてしまう。その後なんとか担架に乗せたアーサーは、翌朝まで夜通し作業をするハメになってしまうのだった。
うっかり家族の洗濯物と一緒にアーサーのハンカチを洗濯してしまったルースは、それを返すために彼の部屋を訪れる。タンスを開けたルースはハンカチをしまう前に、その匂いを嗅ぎ、何かを囁く。
クレアとラッセルは講義でオリビエに作品を酷評された。大勢の前で叩かれたことのなかったラッセルはひどく落ち込む。彼を部屋で慰めていたクレアはキスをし、そのまま関係を持つ。それはラッセルにとっては初めての経験だった。
クレアの部屋に遊びに来たラッセルを見かけたデイヴは、彼がゲイであることを本能的に察知する。デイヴはそれをクレアに話し、また自分がゲイなのか確信できなかった頃は女性とも付き合っていたことを伝えるが、クレアは激怒し、ラッセルは違うと否定する。
デイヴ
「そうだね、危険な化学反応は困る」
リサ
「セックスばっかり!セックスがすべて!夫婦はそれだけじゃないはずよ!?」
「ガンや下痢になることだってあるでしょ?人間なんだから!」
「そうなったら、カルテやビタミンの心配しなくちゃならない!そうなっても、愛し続けるのよ?異性を感じなくても!」
クレア
「そもそも、ハンカチ自体汚いよ!鼻水まみれで1日中ポケットに入ってて、どこに鼻水がついてるかもわからなくなっちゃうんだよ!?それをポケットに戻してまた使うなんて不衛生もいいとこ!ティッシュってもんがあるでしょ!!」
デイヴ
「お互い匂いで分かるんだ」
リサ
「どうして結婚したの?マヤと私のためだけ?本音はどう?娘は欲しいけど私は別にいらないそうなの?」
「言わなくても態度に出る方が傷つくのよ、結婚したのはマヤのためだって!」
ネイト
「俺は君のおとぎ話の登場人物なんだろ!?」
「子供と母親を幸せにする役か!?これじゃ無理だね!俺が歩いていい道はすごく狭くて、首に縄まで付けられてる!タバコはダメ、ビールは2本、マリファナ吸うのには許可証がいる!」
「タバコがどうのっていうんじゃない、俺自身でありたいだけだ!!…頼むから俺がうっかり何か言ったからって、いちいち大袈裟にとるのはやめてくれないか!?」
本日のお客様であるカレンより、名前も分からなかった巨漢の遺体の方が目立っていた今回。巨漢の遺体の鼻が落ちた時に曲がっていたので、単純に鼻つながり?明らかにひん曲がった鼻を見て「そんなに崩れてないわ」と言い切ったルースに笑いました。
アーサーのハンカチの件については、私もクレアと同意見だったり。というかハンカチは鼻をかむものじゃないだろう…、それはティッシュだろう…っていうのは文化の違いなのでしょうか。しかしアーサーのキャラは良いですね。タンスの中身もキャラを見事に現わしていましたし。やはりこの手の人は白ブリーフなイメージはアメリカも同じ?
ネイトとリサはついに本音ぶつけ合い。でもなんかリサが上手く丸め込まれてしまった感がしないこともないような…。それに前回(ウィリアムの幻影との対話)のこともあり、ネイトの言葉も真意に思えず…。リサもちょっと神経質でネイトに自分の価値観を押し付けてるとは思うのですが、現時点ではリサの考え方の方が現実的だと思えますし、性欲第一のトッド夫妻もなんだかんだで親としての自覚があるように見えますし、ネイトが一番わがままなように見えてしまったり。スーサイドロックでブレンダの夢を見てしまうあたり、まだブレンダを引きずってるようですし。最後の大自然の中でのセックスもリサは満足していたようですが、ネイトはそうでもなさそうな雰囲気で…。しかもリサの話から察するにリサの満足するセックスをした時は、ネイトが別の女性にフラれた時だっていうのもなんだかなぁ…。
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