ゲド戦記 1 影との戦いアーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
少年ゲド, 魔法の学院に入る。 アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは,自分に不思議な力がそなわっているのを知り,真の魔法を学ぶためローク学院に入る。進歩は早かった。得意になったゲドは,禁じられた呪文を唱えてしまう。
ゲド戦記 2 こわれた腕環アーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
青年ゲド, 迷宮で少女に出会う。 アースシー世界では,島々の間に争いが絶えない。青年ゲドは,平和をもたらすエレス・アクベの腕環を求めてアチュアンの墓所へおもむき,暗黒の地下迷宮を守る巫女の少女アルハと出会う。
ゲド戦記 3 さいはての島へアーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
壮年ゲド, 死の国でたたかう。 大賢人ゲドのもとに,ある国の王子が知らせをもってきた。彼の国では魔法の力が衰え,人々は無気力になり,まるで国中が死の訪れを待っているようだと。ゲドはアレン王子を連れ,見えない敵を求めて旅に出る。
ゲド戦記 4 帰還アーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
初老ゲド, 故郷の島に帰る。 魔法の力を使い果たしたゲドは故郷ゴント島に戻り,テナーと再会する。大火傷を負った少女も加えての共同生活が軌道にのりだした頃,三人は領主の館をめぐる陰謀に巻き込まれてゆく。太古の魔法を受け継ぐのは誰か?
ゲド戦記 5 アースシーの風アーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
晩年ゲド, 太古の風の中で。 故郷のゴント島で妻テナー,養女テハヌーと共に静かに余生を送るゲド。竜が暴れだし,ふたたび緊張が高まるアースシー世界。テハヌーは王宮に呼び出され,レバンネン王から重要な使命を与えられる。
ゲド戦記外伝アーシュラ・K. ル=グウィン清水真砂子 訳岩波書店
アースシーを描く 五つの物語 アースシーを鮮やかに照らしだす五つの物語 「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」と,詳細な解説を収める番外編。ル=グウィンの構想した世界の全貌が見えてくる一冊。