気体定数


                                 pv
 ボイル=シャルルの法則は,   ――― = k   で表されるが,
                                 T

 標準状態,すなわち,0.00℃,1.00atm において,気体1.00mol は 22.4  l 

 の体積を占めるのだから,体積としてモル体積 22.4 l /mol を用いると,

               1.00atm×22.4 l /mol
              ――――――――――― = 0.082006 [ l atm/(molK)]
                    273.15 K
 という計算ができる。ここで得られた 0.0820 l atm/(molK) は,ボイル=シャルルの法則における比例定数であり,気体の種類にかかわらず,成立する。これを気体定数と呼び,Rで表す。

 (ただし,0.0820 という値は,単位として l ,atm,mol,K を用いたときのものであり,異なる単位を用いれば,異なる値となる。たとえば,圧力に Pa ( = N/m2 ) ,体積に m3 を用いれば,気体定数は 8.31 J/(molK) となる。)


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