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2004年11月01日

「笑の大学」

登場人物が少ないドラマというのは結構好みで、ひとり芝居なんかだと最も興味がそそられる分野だったりするのだが。
今回は、ほぼ役所広司と吾郎ちゃんの二人芝居だった。戦時下、喜劇脚本の上映許可をお上から受ける為に警察へと通う、笑いをこよなく愛する喜劇作家。そして、喜劇脚本を厳しく取り締まる心から笑ったことのない検閲官との丁々発止のやりとりを描いたもの。

もともとはといえば、随分昔のラジオドラマそして舞台と続き、今回の映画化となったという。ラジオドラマも舞台も知らない私は、先入観がない分普通に楽しめたのだけれど、うーん、でも、舞台で見たかったかな。キャストに関しての文句は特にない。舞台での検閲官が西村雅彦だったというのは、ちょっとそそられはするけれど、役所広司にしても好きな役者に違いないのでそれもいい。もちろん映画は映画で、舞台では表現することができないものがうつしとられていると思う。けれど、こういった密室劇での密室シーンは、やはり舞台で見た方が臨場感溢れて良いだろうな、と。

内容そのものについては、普通に面白くて笑わせてもらった。吾郎ちゃんが在籍する劇団の座長「青空勘太」を略して「アオカン」と吾郎ちゃんが言った瞬間、私も思わず吹き出しそうになったのだけれど(その時の吾郎ちゃんの表情が良かった)、隣に座っていた友人に先を越されてしまった(笑) だから、あなただけじゃないのよ、大丈夫さ(笑) 確かにそのまた向こうの男の子は気になったけどね。

やー、でも吾郎ちゃん良かったと思うよ。お約束と言われても、最初の無邪気で負けん気の強い表情から、ラストの哀愁漂う表情への移り変わりとか、少なくともキムタクよりは私は好きだね。

それにしても、作りがテレビっぽいなあと思って、監督(星護)の略歴を調べたら、案の定ばりばりテレビ畑のお方だった。さらに、エンドロールに亀山千広の文字も。実は、「スウィングガールズ」でも、彼の名前を見たばかりで、何だかきちんと踊らされている感じがして、ちょっとだけがっくりしたのでした(笑)

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「コラテラル」

トム・クルーズ、初の悪役、そして衝撃のラスト、との謳い文句で見に行ってはみたけれど。しかし、えーと、ちょっと期待しすぎたかもしれない。

凄腕の殺し屋であるトムクルーズが、「仕事」を片付けにLAへと降り立つ。一晩600ドル(+100ドル)で運転を頼まれたタクシーの運転手。この2人の一夜を描いた話。

正直言ってさー、こんなにどんくさいのに凄腕ってホントか?(笑) もうしょっぱなから計画狂いまくりじゃん。タクシーの運転手にしたってさー、逃げようと思えば逃げられたでしょう、というか。そして、登場する意味もあまりない方が約一名。ううむ。二人の間に微妙な感情がいきかうのは(当然友情ではないけれど、何だろう近い感じはする)前日に見た「笑の大学」のようだが、こちらは最後まできっちりと対立をしていく。萌えか萌えじゃないかという話であればこっちのが萌えなのかもしれないが、間にとってつけたように女の影がちらつくのは如何なものか。すっかり興ざめ。まあ、今回のストーリーの場合、それがなければクライマックスに持ち込めないわけなんだけど、いやー、男だけの世界にして欲しかった。何だかなー。ホントにとってつけたようなんだよー。伏線にしては相当弱い、というか。あまり好きなタイプじゃないな。

ロスの雰囲気満載で(っても、ロスには1回しか行ったことないけど)、そういったところについては見てて面白いなあとは思った。音楽もいい感じだったし。当たり前といえば当たり前ですが、娯楽ハリウッド映画という意味では面白かった。銀髪、無精ひげのトムクルーズ。確かにカッコ悪いとは言わない。カッコいいすよー。全編スーツ姿。スーツ姿で殺し屋。スーツ姿の男性に弱い私としては、トムクルーズの姿には釘づけでしたけど。しかし、衝撃のラストシーン。うーん、衝撃ですかねぇ、あれ。

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2004年11月02日

秋ですね

普段よりも少し早めに会社をあがって、池袋へ。おそらく2年以上は会っていなかったと思われる友人と久々に食事などを。

京都時代からの知り合いなわけだけど、お互い歳をとったというか、そうですか、もう東京にきて8年になりますか。同時期に東京に引っ越したので、彼がこちらで過ごした時間は、そっくりそのまま私がこちらで過ごした時間になるわけだ。もちろんそれぞれが全く別々の時間を過ごして今に至るわけで、あの頃の私達からは本当に遠い場所にきてしまったのだな、と実感する。この時間の中で、変わった自分そして変わらない自分。あるいは変わった相手変わらない相手。色んなことがぐるぐると頭の中を過ぎる。毎日をどんな風に生きてきたのか自分自身でもうまくわからないし言葉にはできないけれど、確実に長い時間がたったということとだけは確かな事実で。大人になった、のかな? そんな部分もあるかもしれないね。だけど、まだ子供のままの自分がすぐそこに見える。バランスが大事? そうかもしれない、しれないけど。

私だって、まだうまく自分自身をコントロールできるほど悟りきってはいないさ。当たり前でしょう? 昔と同じような間違いだってしょっ中おかすし、自制するのだってうまくできない。正直に生きるって、いいのか悪いのかも判らない。人を傷つけないために、自分を押さえつけるのだって。そんな迷いさえも、うまく付き合っていけるというのが大人になるということなのかしら。

昔からの知り合いって、こういう様々なことを思い起こさせるから何だかね(笑) おそらく彼がここを見ることはないだろうし、またしばらく会うこともないと思うけれど。あまり無理をしないようにね。何とはなしに、話したりないことがあったような気がする秋の夜(笑)

それにしても、「ああ、オレも30歳になったのか」と考えるのはいいよ、だけどそこで私が31歳だということまで思い出さなくてもよろしい(笑) かつ、それを伝えなくても!

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2004年11月03日

ようやく終わった

先日のバンコク旅行記、ようやく書き終わりました。
5月の分が書き終わっていないことを考えると如何なものかと思いますが(笑)
travelのカテゴリからどうぞ。

投稿者 kaori : 14:30 | コメント (0) | トラックバック

ボーナスのような休日

午後から思い立って新宿へ映画を見にでかけた。本当は、「オーバードライブ」が見たかったんだけど、チェックが甘くて先月の29日までで終わってしまっていた。不覚。主演の柏原収史は、「きょうのできごと」以来相当お気に入りだったので、ショックではありますが。まあいいや、DVDで。(所詮、そんなもんか:汗)

で、次に選んだのは「ターンレフト ターンライト」 時間と軽い内容だけで即座に選択したので、何の予備知識もなし。何と今日は水曜日なのでレディースディで、映画館内には女性がわんさと溢れていたのだけれど、何のことはない主演のひとりが金城武だったのさ。そりゃあ、女性も多いだろうさ。例に漏れず感想は後から書きますが。それにしても練馬にくらべて人の多いこと。

映画の後、原宿で友人と待ち合わせて食事。映画の内容やら何やらで若干センチメンタルな気分になっていたもので、しみじみと語り合ったりしてみた。うんうん、世の中隠し通さないといけないことはあるよね。告白してしまうのは自分が楽になるだけで、それで相手を苦しめてどうするよ、という。人に言われてそれをしないというのはもちろんありなのだけれど、きっとそれではその時にどんなことが起こるのかは決してわからない。痛みを感じることもない。だからやはりそういった経験をすることが、一概に悪いことだとは思えない。そこから何かを学ぶのだから。私だって言われたさ。言われただけでその時には判らなかったけど。

そして、自分達の後から生まれた相手に対して、「若いなあ」とか偉そうに言ってみたりするわけだな(笑) 何だか情けない話だ(笑) 大人になるって大変だわ。やれやれ。

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2004年11月05日

気持ち悪い

平日だというのに深夜2時頃まで飲んでいたせいで、久々に二日酔い。うー、気持ちわりぃ。吐ければいいのだろうけど、私は滅多に吐くことができないから気分の悪さが去るまでが悲劇。頭痛がない分だけマシと言えばマシだけど、たいして違いはない。

考えても仕方のないことで、若干ぐちゃぐちゃと悩んでいたせいで飲みすぎた。最悪。しかも、最後には自分が相当バカかもしれないということを思い知らされる始末。でもね、バカでも何でもどうしようもないこともあるのよ……。

それにしても気持ち悪い。

投稿者 kaori : 16:03 | コメント (0) | トラックバック

いつもの週末

会社帰りに上司をいきつけの居酒屋に初めてご案内。彼女は実際の年齢よりも随分と若く見えるし、身内の贔屓目ではなく相当に美人の部類に入る方だと思う。そんなわけで、お店の常連さん方(おじさま方ですね:笑)にも大好評で、いやもうちやほやされっぱなしですよ。もちろんそうなれば楽しくないわけもなく、ちょっと私が心配になるくらいにはお酒を召し上がっていてふと心配になってしまった。明日は、12時から予定があると言っていたので。それなのに、隣に座られていたおじさまにもう1軒誘われるとついていくというからびっくり。慌てて私もお店を出た。

しかし、いいお店だと思いますね。料理はおいしいし安いし、ママ達も面白いしいい人だし、お客さんも品のない人はいないし、お気に入りです。あまり宣伝するとさ、満員で入れなくなってしまうので名前は書かない。何しろ10人そこそこしか入れないんだもん。

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2004年11月06日

「ターンレフト ターンライト」

言い寄ってくる女性を避ける為に、部屋の門を出るとすぐに右に曲がる癖のある男性と、翻訳しているホラー小説のせいでどうしてもお化けに見えてしまう物体を避ける為に、部屋の門を出るとすぐに左に曲がる癖のある女性。お隣同士に住んでいるにもかかわらず、お互いにすれ違い続ける運命の男女のお話。原作は、絵本だそうで。

一昔前の恋愛ドラマでは、お互いに連絡をとることができなくてすれ違って会えないというのが、アクシデントの定番だった。けれど携帯電話がこれほど普及した今、すれ違いでドラマを成立させるのは微妙にリアリティがなくて難しくなったように思う。もちろん、携帯電話がずっと留守電でとかそういうのはあるだろうけれどね。

この物語のふたりは、都合2度電話番号を交換しているのだがいずれも(1回目は彼女が、2回目はお互いが)番号そのものが判らなくなってしまっている。正直なところ、今どきならば自宅ではなくお互いの携帯電話をメモリーに記録させるはずだ。ところがさすがに大人の絵本だけあって、普通醒めて眺めてしまいそうな設定を可愛らしく演出し微笑ましくなってきてしまう。話が進み、歯車が狂いだし、恋のライバルというかお邪魔虫も登場し物語はひっかきまわされていくのだが、そのライバル達がまたいい味で……。もちろん、ヒロインのジジ・リョンはめちゃめちゃ素敵だ。金城武は、日本語を喋っていない時の方が魅力的。つまり今回は悪くなかった。(『恋する惑星』の時にはさ、あのぼそぼそと日本語を喋る姿が素敵だったんだけどなぁ) 何ていうのか情けない役の方がはまってる気がするのだ>金城武

会えそうで会えずにこのままダメになってしまうのかとハラハラさせ続けるけれど、もちろん物語はハッピーエンド。そこへの持ち込み方がまた相当強引なんだけど、でもこれは御伽噺だから許せてしまう。そして、物語中で頻繁に引用されるヴィスワヴァ・シンボルスカの「恋」という詩も、あまりにもベタ過ぎて居心地が悪くなってしまいそうなのだけれど、でもね。やっぱり心のどこかで憧れがあるんだろうな。ほんの少しだけ共感してしまったことは秘密です(笑)

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2004年11月07日

お酉さまが

3回ある年には火災が多いというから気をつけないと、という話を先日いきつけの居酒屋でそこの常連客のおじさんから聞かされたのはつい先日のこと。その時は、そういうのもあるんだなと思い聞き流していたのだけれど。

昨晩遅く、おそらく深夜3時近かったと思う。夜遊びから戻り自宅近くを通りがかったところ、少し先の道路にランプの点いた車両が何台も停車していた。夜間工事が行われている状況と良く似ていたから、工事してんのかねー、年末近いしねー、などとその時は流してしまったのだが。その後、部屋で本を読んでいると、ものすごい大音量でサイレンを鳴らしていく消防車の音が聞こえた。あ、やっぱり火事なんだよ、すぐ近所だよ、しかもあの様子から言って例の居酒屋の近くだよ、などと不安になったりもしたけれど、さすがにやじ馬にはなれず、すぐに眠りについてしまった。

そして今日居酒屋に寄ってみたところ、やはり火事だったとのこと。店の近くに何故か午後3時くらいからしかオープンしない八百屋がある。おじいちゃんが朝から準備をしているのだけれど、どうやらお昼寝をするらしい(笑) その八百屋さんの近くの古いアパートだそうだ。おそらく水の空焚き。不幸中の幸いで他の世帯に燃え移ることはなかったらしいけど、ちょっと怖い。住宅密集地だもんな。練馬や中野とかって。

私も学生時代お風呂の空焚き寸前といったことがあった。お湯はりタイプではなくてガスできちんと沸かすタイプのお風呂。お風呂を沸かしながら疲れきって眠ってしまっていて、気付いたらお湯がちんちんだった。これまた窯の口のところまではお湯が減っていなかったので難は逃れたけれど、疲れていたらお風呂など入らず寝るべきなんだよ、ホントは。その時は、翌日になってもまだいい湯加減で苦笑してしまった。

以前練馬で連続不審火があった時にも、やはりお酉様が3回だったそう。因果があるとも思えないけれど、こういったことを機に気を引き締めるのは悪くないと思うのだった。

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そして

土曜日の夜は友人達と飲み会だった。土曜日の新宿はいつも混雑しているから、今回は予約をきちんと入れてからにした。きちんと入れすぎて少し時間が余ってしまったので、新宿三丁目近辺のユニクロなんかを冷やかしたり。ちょっとコートが可愛らしかった。欲しい。

宴席の話題はまあ毎度のことで、週末のざわざわした雰囲気でもなければ周囲に聞かれて恥ずかしい思いをするよなものばかり(笑) ま、そんなことはどうでもいい。それより芝居に一緒に行ってもらえそうな人を発見したから。というより何故思いつかなかったんだろう。新撰組ネタだというのに!
年末近くに「team-nacs」という劇団(「水曜どうでしょう」に出演している大泉洋が所属している)の東京アンコール公演がある。ええ、ミーハーですとも。ファンクラブ予約でチケ取りましたとも。たったひとりだけが好きなだけなのに、ファンクラブに入ることじたいが既にどうかと思われますが。だってしょうがないもん。NACSの舞台見たことないし、それ以外の舞台だって滅多に見ないんだもの判断のしようがない。(開き直りっ:笑) そんなわけで、来月はミーハー舞台鑑賞ですよ。

結局、新宿から荻窪に移動してしばらく飲む。レイプ犯の処遇について熱く語ってみたり。内容についてはとても日記に書けるようなものではないので自粛。

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2004年11月08日

日曜日は

夕方からごそごそと活動を開始して、TSUTAYAへ行ってきた。
色々借りたけれど、昨晩見られたのは2本だけ。「純愛中毒」と「ホテルビーナス」
感想は後日。

明日は朝一番の飛行機(7:00発)で札幌なので、もう寝ます。眠いです。ぐうぅぅぅぅ。

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2004年11月09日

北海道といえば

札幌出張。半年ちょっとぶり。毎回のことで嫌になるけど、今回もまた時間ギリギリの行動をしていた為、羽田空港に到着するのが搭乗手続き終了5分前とかになってしまうというありさま。これではいけない。大江戸線大門駅からモノレール浜松町までを超特急で移動し、ぎりっぎり50分前にそこでチェックインを行いひと安心。綱渡りです。

午前7時の便で羽田空港を発ち、8時30分過ぎには新千歳空港到着。別件で片付けないといけない仕事の準備を済ませて札幌の仕事先へ向かってひたすら作業。でも、今回はちょっとウキウキなのです。お昼休みにもう一度地下鉄で街へ出てお買い物をする予定があったから。おバカだと罵られようと構いません(笑) 水曜どうでしょう8周年記念パーカーが欲しかったの。今回の新グッズはどれもローソンでの取り扱いもなかったし、通販しようにも、既に品切れと公式サイトにも書かれていて、定番商品になるならしばらく待とうかなあと考えていた矢先の出張及びまだ在庫のある店舗ありの報。飛びつかないわけがありませぬ。
そんなわけで店舗を訪れてみると、ありましたありました。私が欲しかった色とサイズ。狂喜乱舞で(もちろん顔には出しませんが)手に取ってみたけれど、友人から頼まれていた品は在庫切れでなし。色違いでも良いかと確認のメールを入れるが、先まわりして購入することは躊躇してしまい(だって、高いんだもん。いらないといわれた時のダメージはでかい:笑)そのまま昼食をとり返事がこないのでまた仕事先に戻ることにした。ところが、地下鉄乗った途端に返事がきてさー(笑) 色違いでもいいって。そのまま店に引き返すわけにもいかないので、夕方仕事が終わった後にまた店に立ち寄ることに。

仕事そのものはほとんど問題はなくスムーズで特筆すべきこともなく。夕刻に仕事を終えて、地下街の店舗でグッズをまた購入してホテルにチェックイン。しかし、このあたりで微妙にやばい予感がしてきた。足が痛い。どうも靴が合わないらしい。冠婚葬祭の時にしか履かないパンプスを履いてきた。いつものサンダル(きちんとかかとはある)にしようかとも考えたのだが、冬の北海道だということがネックになりパンプスを選択したのだが、ちょっとミスったかな。靴ずれはともかくとして足がむくんできてちょっと歩くのがつらい。頼むから明日まで持ってくれよー。

ひと息ついた後、知人が働いているベルギービール屋に夕食をとりにでかけた。どうやらメニューがリニューアルしたばかりのようでビールもさることながら涎が出そうな食事メニュー。おすすめされたチキンを半羽頼んだのだけれど、いやこれが半羽ですかという大きさでびっくり。私がそう感じるのだから相当でかいっすよ。(しまったなあ、写真撮れば良かった) それなのにお値段なんと800円。東京ではありえません。絶対。結局それでお腹が膨れてしまいあとはピクルスしか食べられなかった。ビールは3杯。バナナのビールが美味しかった。バナナの香りと味に喜んでしまった単純な私。安いんですよ、ビールも。ほとんど1000円切ってるし。東京で飲めば、1000円より、だしね、採算だいじょぶですかと心配になったりもします。

メニュー変更したばかりということで、レジスターにメニューをせっせと打ち込んでいる音を聞きながら、ビールを飲み、食事をし、本を3分の2ほど読んでホテルに帰った。出張先にてひとりで飲める店があるというのは、とてもありがたいもの。札幌にお立ち寄りの際は皆様ぜひ。(札幌駅前センチュリーロイヤルホテルの地下ですよー:って何故か宣伝してみたり:笑)

ホテルの部屋ではぼーっとテレビを眺めていた。うとうとしかけて深夜に目覚めたらテレビで「おにぎりあたためますか」がやっていた。文字通り飛び起きてテレビの前に座りなおした。念願の地元ローカルでの大泉氏でありました。満足。

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2004年11月10日

北海道といえば2

チェックアウト時、さすがにグッズ買いすぎ(ていうかパーカーが大きいんだよ!)で荷物が重く、宅急便で東京に発送してしまった。やれやれ、これで軽くなる。何しろ足がつらいんですよ。そう、足は悪化の一途を辿っており今日一日持つかどうかも不安な状態になっていたから。

ほとんど足を引きずるようにして地下鉄にのり客先へ行き仕事を片付ける。私が大泉氏のファンだという話に、客先の人たち一同大笑い。「確かに有名人だけど、ファンだという人はあまり聞いたことがない」とのこと。「何かあの周辺だけで盛り上がっている感じがするんだよね……」という言葉に、何だか判るような気がするなとも思いはしましたが。彼女に、東京伊勢丹での行列の話をしたら驚くだろうなあと考えたけれど、結局やめにした。客先の偉い人も「鈴井貴之に似てるといわれて、ムカついた」なんてこともおっしゃっていたし(笑) まあでも、そんなことはどうでもいい。私は好きなんだもん。というわけで、近所にローソンがあったので今度は「大泉洋プロデュース 本日のスープカレーのスープ」を購入しに向かったのであります。そもそもスープカレーを食べたことのない私がそれを購入して味が判るのかというお話もありますが、気にしません。お土産ですから、これは。

17時前に次の客先へ向かう為に、移動。相当足は痛い。痛いから靴を脱いでいたいけど、脱ぐと足がむくんで次に靴へ足が入らなくなる。でも、痛みに耐えられずにやっぱり靴を脱いでしまうという繰り返し。新千歳空港で仕事が終わった時には、出来るなら一歩も歩きたくないというくらいになっていた。空港内に設置されているイスに腰掛けてほとんど泣きそう。それでも悲しいかなおなかはすくわけで、ラーメン屋で塩ラーメンとピルスナーを1杯。近頃どこにでもラーメン屋を集めたところがあるのね。京都にも、名古屋駅にもある。そして、新千歳空港内にも。もちろんお客は入るだろうし、儲かる企画だとは思うけどね。

とりあえずお土産をほんの少し購入した後、時間を持て余し結局早々に搭乗口前に座ってしまった。ツアー帰りのおばちゃん達が休む間もなく声高にお喋りをしていて頭痛がする。ビールが悪かったのかな、心臓もバクバクしている。足の痛みに耐える為に息をつめたりしていたせいもあるかもしれない。体調悪いなと考えている間にうとうと。あやうく乗り遅れるところだった。

羽田に22時30分に到着した時、もう足はどうしようもない状態になっていた。足、靴にほんっと入らないんですわ。ひと足ごとに痛みが走りよろよろと歩いていたのではないかと思う。機内預かりだったカッターとはさみを受け取ったら、もうほとんどそこから一歩も動けないといった感じに。もうダメ。すごーーーーーーーーく嫌だったけど、仕方なく空港からタクシーを拾って帰ることに。すごい出費。足の痛みとお財布の痛みで、涙だーらだら状態ですよ。これだから出張はなぁ……。ふう。楽なパンプス買わなきゃな。やっぱり出費じゃないの!

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2004年11月11日

「ホテルビーナス」

ホテルビーナスに暮らすひとりひとりにスポットをあてて語られていくお話。別にオムニバスではないのだけれど、雰囲気がどうもそんな感じに思える。草薙くん演じる(というか草薙くんなんだが)チェナンと、ビーナスにやってきたわけあり親子の子供(女の子)との交流みたいなものが、物語の中ではひとつの軸になっているのだけれど、それ以外に他の住人の過去やら現在やら、苦悩を克服して前に進んでいく様やらが描かれている。そんな中で、ビーナスに滞在しながら働いてもいるチョナンの過去もゆっくりと明らかになっていく。

最近感動屋さんの私としては、不覚にもちょっとぐっときてしまった。まあ、クライマックスのシーンは、警察官の口から何故そんな台詞が出てくるのか唐突過ぎて不自然な感じがしなくもない。観客は住人達の姿をずっとみているわけだから何となくわかるけど、警察官がどうしてそう思うのかがさっぱり。長い時間観察していたようにも思えないしなあ。これって一応ハッピーエンドなんだろうね。

全編モノクロ。これで最後に色がついたら「ユリイカ」だぞ、と思ったがまさかそんなわけもなく(笑) まあそれはともかくとして、デリコの曲がもう何かというと挿入されていて、正直これだけはうんざりしてしまった。うるさいの。曲が添え物でもなくて、何か自己主張しちゃってるわけよ。これって何か意味があったり、表現するための何かがあるの? デリコの曲は嫌いじゃないけど、これはちょっとね……。

長さのわりには途中で飽きなくて楽しめたかな。

投稿者 kaori : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月12日

「純愛中毒」

うひょー、マダムのアイドルというのはわかる気がしましたよ>イ・ビョンホン
個人的には、ヨン様よりこちらの方が好き。ヨン様よりも若干野性味があるというか、でも一方でさらにヤサ男系というか。顔は甘い感じだけれど、若干悪い雰囲気もあったり。……ええと、本題に戻ろう(笑)

偶然、同時刻に別々の場所で事故に遭い重体となった兄弟。幸せだった兄嫁はどん底に落ち、1年後目覚めたのは義弟だけだった。ところが義弟は何故か兄の人格と記憶を持ち、自分は旦那だと言い張る。身体は義弟の旦那を、兄嫁は信じて愛することができるのか……というお話。

あー、ダメだ。毎回そうだけど、ネタバレなしで感想なんて書けない。というわけで、はじめて追記とやらを使用してみることにする。

イ・ビョンホンはやっぱり二役ということになるのかしら。お兄さんの言葉、行動、仕事。普通に考えたらありえない設定だから(兄の意識だけ弟に入りこむなんて!)そのままそれが真実だったら、ただのとんでも映画だよ、と思っておりましたが、そうでない場合の可能性としてはふたつ。

1.完全に弟が自分が兄であると思い込んでいる。
2.弟が兄のふりをしている。

しかしですね、1や2であった場合、何故弟は兄と兄嫁しか知らないはずのことを知っているのかというのが問題になってくる。そうすると、げ、ホントに兄貴なのか?という疑問が湧いてきて、でもそれではあまりにもくだらないし、兄がホントに亡くなる時には、意識も一緒に弟からなくなったりして……などという想像をしてみたり。

が、んなわけないのよね。
正直なとこちょっとがっかり。兄と兄嫁の関係ってまさしく純愛といった感じで、結婚してるのにラブレターを書きあったりとかするわけですよ。それなのにそれが弟の代筆だとはねえ。何か最後でいっきに兄貴の株ガタ落ちです。そりゃ兄貴はいい人ではあるけれども、だ。一途に兄を想う兄嫁は確かに純愛を貫いておるわな。だからこそ、弟のしかけた罠にまんまとはまってしまう訳だ。が、一番純愛中毒なのは、当然弟ということになる。何もかもを知った上で弟を受け入れようと決めた兄嫁はもう違うもんね。うー、つらいよなー。身体は手に入れたけど、心は兄に向かっていて、でも大切な兄嫁にとっては兄がいないということはものすごくつらいだろうから兄になりきろうと決意し、でも一緒に暮らせて子供もできてそれは幸せで、でもやっぱり罪悪感がつのって。そんな哀愁ただよう表情を(うげ、言葉にすると気持ち悪いが)、イ・ビョンホンがうまあく演じているわけですよ。素敵。あ、また話が逸れた。

本当のことを知られているということも知らずに、きっと弟はずっと兄として生きていくことになるのだろうけれど、それは兄嫁を手に入れた(本当に手に入れたかは別として)弟が支払った代償なのかもしれない。

投稿者 kaori : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月13日

なんでもない1日

またもや「でかけるの面倒臭い病」が発症しはじめた模様。映画館へ行こうと思うのだけれど、なかなか重い腰をあげられない。ユナイテッドシネマとしまえんのサイトで上映時間を確認してみたら、先週始まったばかりの「TUBE」の上映回数がぐっと減ってしまっていた。そのかわり「パニッシャー」と「雨鱒の川」が始まっている。見たい映画が溜まっていく……まずい。そして本日のオールナイト上映は、「007シリーズ」3本だてのようで、でも朝6時まで付き合う気力もなし。しかし、来週のオールナイトは「角川映画」3本だての模様。うーん、どうするべ。
映画、明日行けるかな。でも、日曜日に出かけるのは何だかもったいないような気がして。

夕食は、近所の焼き鳥屋さんに初めて出かけてみる。普段は金曜日にしか出ないレバ刺が置いてあって、嬉しくて2人前も食べてしまった。行きつけの居酒屋でよく顔をあわせる夫婦もその店にきていて(というか彼らは常連さんだ)、色々と話しをしつつワインを1本空けていた。

普通の何てことのない土曜日。穏やかな休みの夜。

投稿者 kaori : 23:50 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月14日

「私と円紫師匠シリーズ」北村薫

何ヶ月も前にとりあえず(文庫版で出版されているもの)全て読了していたのだけれど、5冊もあったからここに何も書かずじまいだった。何しろどんどん内容が難しくなっていくんだもの(笑) ええと、文学なんかにまったく明るくない私としては、この小説の内容は必死で読まないとついていけないんですよー。小説を読むのに、読んでいる最中から他の資料が欲しくなるというのはどういうことですか(笑) そんなわけで、内容を理解するのが大変でうまく感想が書けない私。

良く言っているけれど、人の死なないミステリーというのが好き。小さな、でも自分の中としてはけっこう大きな疑問やら事件やらを解決していく過程がいいな、と。そうそう殺人事件なんて転がってはいないし(いや結構多いか)、それを探偵さながらに解決する人だってそうそうはいない。殺人事件ものって、いくらフィクションとはいえ、どうやってもありえない何かを遠くから眺めている感じを拭うことはできない。もちろん、トリックが明らかにされていく様が面白いものもあるのだけれどね。

ところで、主人公の名前を出さない効果って、確かにあるんでしょうね。何だかちょっとずるい感じがしなくもないですが(笑)

えーと、作品の中身については何も書きません。最初にも言ったけど、書けないのよ(泣)

投稿者 kaori : 11:41 | コメント (0) | トラックバック

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」岡崎京子

こちらはゴールデンウィークのバンコク旅行時に読んだっきり放置していたもの。
岡崎京子が事故をおこす直前まで書き溜めていた短編集なんだそうな。雑誌に連載していたものなのね。最近、岡崎京子の話を聞かないなぁと思っていたけれど、随分と回復していたらしい。そりゃ良かった。うんうん。

内容は、彼女の漫画を小説にしたらこうなるんだろうな、と思うような作品が続く。嫌いじゃないけど、もうこの歳になってしまうと何だかね。ただ、この歳だからこそ(いや、この年代だからこそ)実は感じるものがあるのかもしれないという気もしないではなくて、そのあたり複雑。いい加減に、こんな脆い感受性みたいなものからは距離を置いた方がいいと思うんだよね。そうじゃないと生きてくの大変だから(笑)

結末はどれも読者を突き放すものばかり。普通ある結末を読者の想像力に委ねますというスタンスではないようで。そこから感じるのは何だろう。昔だったらきっと希望があるよなないよな、けれどやはりどこか閉じた気分になっていたと思う。感情移入ってどうしてもあるしね。でも、今はどうかなあ。ほんの少しの不快感と自分に対する反省(?)みたいなものを感じるかな。

彼女の作品に対して、批評をするとかそういう立場でない一般読者の私としては、万が一彼女が復帰してきたとしても(それがマンガでなく小説であっても)、おそらくもう手に取ることはないんじゃないかと思う。いつまでも若くないし(笑)、忘れていくものを無理にたたきおこす必要はないと思うのよ。いや、もちろんね、歳をとればとったなりに新たに受け入れたり、捨てていったり、もっと静かで悲しい何かがあるから、そういったところを突かれると痛いなあとは思うんだけど(笑)

投稿者 kaori : 12:07 | コメント (0) | トラックバック

「袋小路の男」絲山 秋子

リアリティあるなあ、こういう関係。え、ないって? 私だけか(笑)

高校時代から30歳過ぎるまでの12年間、ある男性を思い続けた女性のお話。そして、男性の視点からの別バージョンも収録されている。それだけ長い間、相手には触れることもなく続いていく関係。女性である私から見れば、男性は彼女が自分に気があることを知っていて、自分に都合良く扱っている感じがして非常に嫌な男だと思うのだが、結局、女性も他の男性と付き合ってみたりするわけだしおあいこだ。しかしこういう友人以上(おそらく絶対に)恋人にはならない関係って微妙。男性サイドの突き放し方も曖昧で、容易に肉体関係にならないが故に女性側も踏ん切りがつけられない。

男性サイドの視点になると、ますます男女の関係って難しいなと思う。自分に対して盲目的な信頼というか才能に対する信奉なんかをされるとつらいわな、そりゃ。それでも離れないのは何なんだろう。やっぱりお互いどこか寂しいからか? ありきたりだな。でも、ありきたりなことが普通なんだろうし。

ある一線で明確な拒絶をして/されているのに、ずっと続いていく関係。いやもう身につまされるものがありますよ。高校生や大学生じゃないんだから「男女間に友情は成立するのか?」なんてそんな問いは今さら致しません。(男女間の)友情を成立させる要素のどこかには必ず愛情が介在すると思うのよ。人はずるいから、自分に対する好意は当然のように永遠に続いて欲しいと思うし、特別の扱いをしてもらいたいと思う。それがたとえ自分の相手でなかったとしても、だ。だからきっと誰しもが、「あ、自分って気が多いのかも」と思う瞬間ってあると思うんだよね。浮気とかそんな直接的なことをしなくても、気持ちの中には必ず。そのうちそういった感情を上手に隠していけるようになる。

うん、やっぱりリアリティあるよ。都会で成長した子供でなくたって同じだと思うんだけど。何だか悲しいなあ。

投稿者 kaori : 13:06 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月15日

「インファナルアフェア」

DVDを借りてくるまで「インファイナルアフェア」だと思っていた(汗) そりゃ検索してもなかなか結果に辿りつけないわけだ。間抜け。というわけで、正確には「インファナルアフェア」です。

表の顔はエリート警察官、実はマフィアの構成員。彼は警察機構内で出世をめざし、婚約者も手に入れていた。次第にマフィアである自分を捨ててしまいたくなっていた。一方、表の顔はマフィアの幹部、実は警察の潜入捜査官。彼は10年も潜入捜査官としてやくざな世界に浸っおり、何が本当なのかわからなくなりつつあった。望みはひとつ。堅気の警官に戻りたい―。そんなふたりがひとつの事件を通して次第に近づいていき、彼らが接触した時から、物語は結末へと転がっていく。

アンディ・ラウとトニー・レオンの二大いい男が繰り広げるドラマ。トニーレオン色っぽい。哀愁漂う表情が素敵。アンディ・ラウってば爽やか。表の顔を見事に演じておりますな。これだけで相当うっとりなわけですが。彼らの微妙な駆け引きと、心の動きなんかが見もの。

実はこれ3部作の1作目で、これから後、彼らの過去が明らかになる模様。二作目の公開はもう終わってるから、そろそろDVDになると思われ。完結作は来年のゴールデンウィークだって。相当楽しみかも。ちょっと最初が判りにくいのだけれど、文句なしに面白かった。次の作品には、アンディ・ラウもトニー・レオンも出ないらしいので若干迷いはするけど、ストーリーそのものに期待をしているので、おそらく見るでしょう。

あ。でも、ケリー・チャンは一体何の為に出てたんだかいまいち良く判らなかった私……。続編(でも、次作は過去の話だし)で何かあるのかな??

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「みなさん、さようなら」

うーん、何と言ったら良いのかしらん。介護と尊厳死の問題、そして家族のあり方を描いたものなのだろうけれど。頭で考えることと感情は随分と違うものなのだということがわかった。それはもしかすると自分自身の行動に対する罪悪感なのかもしれないが。相当に後味は悪かった。

浮気ばかりする父親に反発していた息子。母親に頼まれて(その後は自発的に)病状おもわしくない父に対して最大限出来ることをしようとする。たとえそれが違法であったとしても、老い先短い父親がいかに楽しく過ごせるかだけを考えて行動をする。だから、父親にさえばれなければお金だってばらまく。お金をばらまいたことが父親にばれたらがっかりするよね。だけれど、ばれなければなかったこと。父親が喜べばそれでいいのかもしれない。

だけど、でも。あー、やっぱりダメだ。コメントできないので、これで終わります。すんません。

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2004年11月16日

萩はよいとこ

たぬき

萩市近郊(市内から車で15分程度走ったところ。既に萩市ではない)へ出張。朝一番(7:00)羽田発の山口宇部空港行き。先週の札幌行き飛行機とは機体の大きさがえらく違って、ちっこいのなんの。その昔、伊丹空港で初めてYS機に乗った時のことを思い出したさ。いえ、較べる対象として間違ってます(笑)

先日から気になっていた機内販売(「4℃」のアクセサリー)。11月15日発売ということで今回は購入できると、ちょっとうきうきしていた。とりあえず帰りに購入するべくチェックだけ。空港で買ったパンとお水で朝食をとり、機内サービスは無視してひたすら到着地まで眠って過ごした。空港から販売店の方の車で移動。約1時間半くらいかしら。萩市内で少し早めの昼食をとり、客先入店まで時間があったので、軽く萩市内を車で回っていただいたりもした。萩城址に美術館、そして歴史的建造物、さらには海。正直なところ、萩市は今まであまり興味がなかった土地だが、「今度観光に来てもいいかしら」という気分になるには十分だった。うん、萩はいいとこ。好みのホテルはなさそうだけど(笑)

肝心の客先はといえば、とても環境の素晴らしい緑に囲まれた場所。夜、携帯電話をかけに店の外へ出た販売店の方が駆け足で戻ってきた。駐車場で足元に野生のたぬきが擦り寄ってきたらしい。野生のおたぬき様になどお目にかかったことのない私としては、この機会を逃してはならぬとばかり現場に飛び出した。すると、いますいます。駐車場のすみできちんとお座りしているたぬき。人が近寄っても動こうとしない。販売店の方に朝食の余りであるパンを持っておいでと言われ、バッグから取り出して持ってきた。ちぎって与えると、そりゃあもう嬉しそうに食べる食べる。本当はこういうことをしてはいけないのだろうけど、これだけ人に慣れているところを見ると、皆同じことをしていると予想されますな。面倒になって、最後はかたまりを与えると、しっかりとくわえて棲み処へと運んでいった。

仕事後は、萩市内のお寿司屋さんにて夕食。おいしい海の幸をごちそうになってしまった。幸せー。刺身大好きな私は、酒のおつまみといえば必ず刺身なわけだけど、北の海沿岸出身者からは常々「こんな刺身なんて……(以下略)」と言われている。しかし、販売店の方曰く「刺身ではない。ああいう料理だと思えばいいんだ」というお言葉。どっちもどっちだなあ(笑)

いい加減に酔ってホテルに戻る。ちょっとひとりには広すぎる部屋。そして、ちょっと不便。いつもどおり、テレビを点けっぱなし(音声は消音で)で眠る。

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2004年11月17日

特にこれと言って

ダム

萩(だから違うって。但し「今は」の注釈付き)、2日目。
特にこれといった何かがあるわけでもなく、ひたすら操作説明をしたり、運用を考えたりの1日。お昼休みは川沿いのベンチでお弁当を食べた。いい天気だったので、冬の少し冷たい空気も気持ち良い。少し離れた場所にあるダムの放流口(?)を眺めつつ、ほっとひと息。

ホテルに戻った後は、近所のガストで夕食。コンビニでお酒を買い、部屋でパソコンをひらく。何とフロントに依頼しないと外線通話が出来ないという状況ゆえネット接続は諦めて、DVDの感想なんかを書いてみたり。テレビは点けっぱなし。ふとそちらに目をやると、「ピンポン」がやっていた。そういえば、まだ見ていなかったなぁと思いつつ、気づけばしっかり最後まで(笑)

いやぁ面白いわ。今度、きちんと借りてきて見よう。
しかしあれだ。窪塚洋介のセリフ中に「とぶ」という言葉が連発されるのには、思わず苦笑。いやもう、何というか(笑)

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2004年11月18日

楽しみにしてたのに

ダム

最終日。午後7時45分、山口宇部空港発の予定。
最近の山口出張では、たいてい往路飛行機、復路新幹線というものが多かった。空港へ出るよりは、まだ新山口駅へ出る方が近いから。しかし、ここまで山口市内から遠いと、最終の飛行機が予約できれば、時間的に余裕ができるわけだ。

昼食時に、お土産を買った。柚子味噌、刺身こんにゃく柚子皮入り、そしてしそ漬け、唐辛子なんかを。毎度のことながら出張へ行く度に買い物って……いやでも今回は安く上がったのでよしとしよう。

さて、楽しみにしていた機内販売ですが。全国的にお天気が悪くて、それは上空もたいして変わらなかった為、飛行機は揺れる揺れる。ベルト着用サインはほとんど消えず、機内サービスもごく簡単に終わってしまった。そして、CAのおねーさま方に声をかけることもできず、つまり機内販売でアクセサリーを購入することができなかった。ショック。ううむ、しばらく飛行機に乗る予定もないし、どうすべか……。案の定、飛行機そのものも羽田到着が遅れてブルーな気分倍増。まあ、前回のような足の痛みとかは全くなかったので、それだけでもいいかと気を取り直して、モノレールに乗ったのでした。

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2004年11月19日

ちょっと感動

明けがたふと目が覚めたので、枕元に置いてある携帯電話を手に取った。そして、PC宛てに送信されてきているメールのチェックをした、ところ。あらまあ仰天。一気に眠気がふっとんでしまった。

金曜日の夜にはある飲み会が予定されていた。バンコクからの客人。関西にて所用があるものの、成田経由でくるそうで、夜は数人が集まるとのことだった。ところが、当の本人まだバンコクにいるらしい。聞けば、タクシー内でパスポートとチケット等を落としてしまい出国できなかったとのこと。うわー。
ひとまず夜の予定がキャンセルの旨には、了解のメールを出し彼のサイトをチェックしたところ、ブツが無事に見つかったことを確認して、ほっとひと安心。世の中、捨てたもんじゃないですね。海外で暮らしたことのない私なんかだと、なくしたら決して出てこないんじゃないだろうかとか、色々偏見を持ってみてしまう部分が多々ある。どこの国だって、同じだけ親切な人とそうでない人がいるはずなのにね。

本当なら、漫画を受け渡す予定としていたので、早い便で到着した場合に渡してあげられるように、一応準備だけはしておいた。結局、一日遅れの上京になったらしく、明日の朝品川で受け渡しを行なうことに決定。ぽっかりと金曜夜の予定があいてしまった。何だかつまらない、ということで、元々飲み会で会うはずだった友人と千歳烏山にて会食の予定を入れる。仕事は比較的速く終わるはずであったのに、ギリギリのところで長引いてしまい待ち合わせ時刻を大幅に遅れる結果に。申し訳ない、私が誘ったのに。

焼き鳥屋さんで、さんざん喋りたおして、健全な時間(つまり電車のある時間)にお開きにする。何しろ私も彼女も、明日は午前中の早い時間から活動開始せねばならぬゆえ。

しかし、10時に品川……。起きれるかしら。

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2004年11月20日

早起きは何のため?

朝、眠い目をこすりながら8時過ぎに起床。とにかく10時に品川へ到着という、私としては普通に考えればちょっと無理な課題を抱えていたので、よろよろしながらまずシャワーを浴びる。どんなに身体が眠っていても、シャワーを浴びれば随分と回復するのはすごいね。そりゃ当たり前と言えば当たり前ではあるけれど。

漫画を文庫本にして12冊。そして、山口土産というか日本土産を少々。手に持って歩くには相当に重いはずなんだけど、友人はこれをバンコクまでお持ち帰りできるのかしら。大変だわ。

結局、10時には間に合わなかった。10時20分。昨晩食事をした彼女は、同時刻に同じ品川駅にいたらしい。彼女は新幹線ホームに、そして私は山手線のホームに。ニアミスです。お互い早起きしましたな。しかし、漫画を受け取る当人は、いまだ待ち合わせ場所には現れておらず、土曜日の太陽がまぶしい午前中に何が楽しくて、品川はアンミラ下で人待ちをせねばならぬのよ(笑) まあ、たまにはアンミラもいいんだけどさ。けれど、休日の朝からアンミラへ行く為に早起きをするというのは、独身女性として相当如何なものかという気がしなくもない。なので「友人に会う為に早起き」と脳内変換をかけてはいたのだけれど。

個人的には、アンミラよりはメイド喫茶のが好みかもしれない。アンミラの制服、太もも、ルーズソックス、そして白いスニーカー。どれをとっても、あまり色気を感じないんだよな。それよりは紺のシックなメイドルックに、ヘッドドレスとかのが随分とそそられようというもの。できるなら自分が着たい!(笑) スタイルがそれを許してはくれないし、私個人の属性の問題として、メイドにはとーていなれないのだった。ぐうたらだし(笑)

結局、着る側・鑑賞側、どちらにしても、メイド喫茶を好むということだ。「一生、その職場で働かなければならないとしたら、アンミラかメイド喫茶か」という質問をされたことがあるけれど、そんなの答えは決まっている。自分が着たいと思わない制服ではやってられない。何だかそれを思うと、高校を選ぶ際に制服が重要な要因になるというのと大差ないけど。対象が同性だということもあり、自分が着たいという好みが基本にきてしまう、私。よくよく考えれば、色気を感じる服装がイコール自分の着たい服装であるという確率なんて、そんなに高くないのかもしれないけど。何にしても、今度メイド喫茶行ってこよう。もちろん友人と(笑)

あ、話が逸れた(笑)
無事にアンミラに3名集合し、従業員鑑賞やお客さん鑑賞なんかをしてみたり。漫画等を受け渡し、さらにこれから伊丹に向かうという友人に機内販売物の購入を頼む。ラッキーだわ。昨日はショックだったもの。そして、購入していただいたブツは、彼が関西で会う友人(さっき新幹線でひと足先に関西に向かった彼女)に手渡され、東京へと戻ってくる手筈。ありがたいネットワークであります。

お昼頃、羽田空港に向かう友人を改札口まで見送った後、さてどうしようと考えた。せっかく早起きしたんだし、映画でも見ようと携帯で上映映画をチェック。結局、豊島園で「TUBE」を見ることに決め、代々木で山手線を降りて大江戸線に乗り換えた。しかし、練馬駅でさらに思い立ち途中下車。駅前のauショップで携帯電話の機種変更をしてしまったのだった。さようなら、infobar。こんにちは、W21SA。とうわけで、とうとうwinに移行です。しばらく前までは、特にwinなんて必要ないよ、と思っていたけれど、EZナビウォークも使用できるようになったし、相当パケットも使っているから定額はありがたいしと考えをあらためた。そんなわけで、映画をみている間は携帯必要ないし、その間にデータを移行してもらって、帰りに受け取れば完璧。というわけで、実行。

今日の「ユナイテッドシネマ としまえん」は、さすがにそこそこ人が入っていた。「ハウルの動く城」の公開日だからね。親子連れも多かったし、カウンターに少しだけれど人が並んでいる姿も見られた。しかし、私が見た映画は……この映画館に来るのは4度目だけれど、それまでの中で一番少なかった。最初入ったら、私しかいなくて。トイレと買い物を済ませ、おそるおそる戻ってきたら、簡単に人数が数えられる程度しかいない。これまでだって少なかったけど、数えようという気にはならないくらいには人がいた。しかし、今日は違う。私を含めて4人。たったの4人だ。やばいよ、絶対やばいって。
今日の映画は、ポイントを使ったのでただ。ポイントは使いたいけど、使うとその分収入が減るわけで、そうするとこの映画館の存続そのものが不安になってしまうしで、何となくそのあたりに悩んでしまったりするのである。うぐぐ。

映画の後は、auショップで携帯受け取って帰宅。お昼寝ならぬお夕寝を小一時間ほどした後、夕食にでかけ、ボジョレ・ヌーボーを1本。レンタルビデオ屋さんで、DVDを借りて再び帰宅。とても長い長い1日だった。

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2004年11月21日

「TUBE」

冒頭シーンから、激しい銃撃戦。誰が誰を何のために狙っているのか、その場ではさっぱり判らないけれども、黒づくめの悪役さん達とサングラス、銃撃戦、そしてカーアクションなんかを全部ひっくるめて、韓国版「スピード」よりは、どちらかと言えば「西部警察だなあ」などと間抜けなことを考えていた私。爆破シーンも、ハリウッドというよりはドラマっぽい。それは迫力がないとかではなく、何というかアジア的だなあというか。

市長による地下鉄視察の日に、ソウル地下鉄の車両のひとつがテロリストによって乗っ取られる。テロリストの要求は政府要人の命。そしてその車両には、テロリストによって過去に自分の恋人を殺された若手刑事と彼に思いを寄せる女スリが。テロリストvs刑事、乗客を命をかけての一騎打ちが始まる。乗客達は生きて帰れるのか。テロリストと刑事の運命は?

ストーリーに関しては、確かに地下鉄編だけに絞った韓国版「スピード」(あるいは韓国版「新幹線大爆破」)。これに少しウエットな登場人物の過去、そして現在のラブストーリーなんかを織り交ぜた感じで、なかなか楽しめた。やはり展開がスピーディーだと見てて飽きなくてええね。これでもかこれでもかと、ドキドキハラハラのシーンが続くわけだが、ありえないだろうというシーンも満載。いやあ、映画ですねえ(笑)

悪役のパク・サンミンが背中に刀(日本刀なのかなあ。韓国でも刀って作られてるの? む、無知です。良く知らない)を背負いネクタイを締め、その上からびしっと黒いジャケットを身につけ髪を整えるシーンを見て、うお、かっこええとか思ってしまった。健さんか、渡哲也かといった風情で(笑) あ、ちなみに私はどちらも特に好きではないですが。さらに、そのままのカッコで素手でのバトルシーンなどは、まるでストリートファイター状態です。戦闘シーンは、ちょっと笑えるほど。

しかし、テロリストだって刑事と同じ悲しみがあるわけで、一概にどうとも言えませんなあ。時折、テロリストに同情をしてしまって、あきません。そして、女スリの可愛らしいこと。最近は日本人よりも、韓国とか台湾の女優さんのが可愛らしい気がするし、何より好み。ええのお。
それでもって個人的に素敵だと思ったのは、テロリストでも刑事でもなく、地下鉄制御室の室長! 人質の命を救う為に、クモの巣のように張り巡らされた地下鉄線路の切り替え、そして地下鉄車両を誘導する作戦を次々に考え出していく姿。かっこえー。テロリストと刑事の戦いよりも、こちらの制御室内での静かな緊張がものすごく良かった。前にもこういうのあったな。密室作戦ものって好きかも。

そして、ラスト。個人的にはハッピーエンドが好き。でも、こういった人質モノが全てハッピーエンドで終わるのもうそ臭くてね。ラストシーンには言いたいこともあるんだが……。以下、追記に続く(笑)

いや、だってさ。地下鉄から落ちても這い上がってきた不死身の刑事がですよ。通電切ってから、2分もあったのに、何故に車両に乗ったままなんすか。時速140kmでしょ。2分あったら4kmは距離がひらく。車両を切り離してから、どれだけ通電していたのかわからないし、どれだけの規模の爆発かもわからないけれど、爆破地点と切り離された車両との間だって、たいして開いていないんじゃないかと思うのよね。万が一の可能性にすがって、通電が切れた瞬間に車両から飛び降りて走ればええじゃんよ。戦いで疲労困憊していてそんな気力は残ってないとか、今さら現実的なことを言うなかれ。だって、もともと非現実的な物語なんだもんよ。

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2004年11月22日

おいしいお酒に楽しい会話

週末と祝日の間にぽっかりと挟まれた月曜日。仕事をしていても、翌日が休みだと思えば何とはなしに楽しい午後、買い換えたばかりの携帯電話にメッセージが入った。友人から飲みのお誘い。お誘いが入るのは嬉しいもので急に元気(笑) 20時過ぎでも良ければ、と返事を返してせっせと仕事を片付けた。

新宿駅午後8時30分。友人と落ち合い牛タン屋さんへ。その後、もうひとり合流してお喋りしつつ、お酒とおいしい料理をつまむ。ふと友人に恵まれて良かったなぁと思う。友人の数は多くはないけれど、どの友人もとても素敵だ。それぞれに必ず「尊敬できる何か」が必ずある。これまで随分と長い間、うまく心に落ちてこなかった言葉が、ここ数年で何だか一気に感じられるようになった感じだ。もちろんそれは、東京や京都の友人達だけではなく、地元の友人達も同じで。大切にしたいなと素直に思えるようになったのは、そういう部分ではようやく人間になったということか(笑) いや、もちろん以前だって友人は大切にしたいとは思っていたけれど、その頃とはおそらく少し違った意味で。

それにしてもおいしかった。明日はお休み。明後日のことを考えると少し憂鬱になるけれど(朝一番で和歌山某所)、ひとまず今は。電車に揺られながら家路につく間は、とても幸せな気持ちで。

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2004年11月23日

「金田一少年の事件簿 #1」

この間の日曜日、近所のレンタルビデオ店(DVDしか借りなくなって久しいが、それでも店内にはビデオの方が多いわけで、当分はレンタルDVD屋にはならないんだろうな)で、数本を借りてきた。5本で1000円となると、ついつい5本借りないと気がすまなくて(見られないかもしれないというのに!)、数合わせに「金田一少年の事件簿」を。もちろん、松本潤バージョンよ(笑) そして数合わせの割にはこれを真っ先にパソコンへ突っ込んだのは言うまでもなく、あっという間に見終わってしまいましたがな。

随分昔に、堂本剛バージョンで見たきりだったので、何というか懐かしかったわけだけど、松潤よりは堂本くんのが雰囲気合っている気がするのは慣れの問題ですかね。個人的には松潤は非常に好みの感じなので、そこまで金田一カッコよくないんでないかとつい思ってしまう。が、しかし、だ。松潤がカッコいいと思うのは、相当にわたくしの個人的主観が含まれておるからして、世間の皆々様方におかれましては、ちっともカッコよくないんだよ、ええんだよ、という意見も多いのかもしれないよね。……でも、何だか松潤だとスマート過ぎるんだよなあ。コミカルさに欠けるというか、ああいうタイプのコミカルは似合わないというか。そして、それは鈴木杏にも言えることで。うーん、どうしても堂本&ともさかの頃にひきずられてしまうな。

ストーリーそのものはまあ語るべきところも特にはなく。相変わらず唐突に真相に辿り着くあたりなんかは苦笑いするしかない。軽い感じのミステリードラマは見ていて楽しいので、何だかんだで全巻制覇してしまうのだろうけど、まあ、いっか。何にせよ、目的は松潤鑑賞のみなわけだから。

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2004年11月24日

今週の出張

はい、今週の出張。和歌山県某市でございます。
しっかしさー、遠いんだってば。毎度のことながら、朝4時半起きで準備して(1泊分の着替えとパソコンに本を、出張用カバンに突っ込めば終わりなので、10分と掛からないわけだけど)、5時半前には部屋を出た。途中でローソンによって、予約していた「どうでしょう本」を引き取る。

冬の早朝出張は、ちょっと寂しい。まだ暗くてひんやりとした空気の中を、荷物抱えてとぼとぼと歩く。街灯も消えていなくて、何だかひとりきりのような気がしてしまうんだよね。もっとも、5時半ともなれば世間の方々の中には起きて食事の仕度をされている人も多いとは思うので、実際にはそれほど寂しくはないわけだね。現実的な意味において、雪の朝に大荷物を抱えての出張だけは勘弁願いたい。荷物持って、バランス崩して転んだこと多数。いい歳だからね、転んでケガして出張行けなかったなんて洒落にならないっすよ。

で、朝2番目ののぞみちゃんで名古屋まで新幹線。その後、ワイドビュー南紀に乗り換えて3時間半近くの旅。毎度のことながら遠いよ。乗り換えにほとんど時間がかからない分、移動時間のほとんどを車中で過ごす。結果5時間以上も乗りっぱなしなわけで、こんだけ乗ってたら海外にだって行けるよ、と毎回同じ突っ込みを繰り返す私。……何もすることないし。携帯電話から友人達のサイトにアクセスして遊んだり、引き取ったばかりの「どうでしょう本」を、堂々と開いて読みふけったりしている間に眠ってしまった。南紀に乗りかえてからは、遅い朝食兼昼食も摂った。

降り立った駅は、前回と負けず劣らずの田舎でありました。な、なーもないじゃんかよー。近くには世界遺産に登録されている場所もあるらしいし、そちらには興味深々なのだけれど、1泊2日の強行スケジュール(しかも週末じゃない)では、そんなことができるわけもなく。すごすごとタクシーに乗って客先へ。

仕事に関しては、久々にやる気のなさを見た感じで、何だか疲れてしまった。仕事が大変なわけではなく、「ああ、この店、競合店があらわれたら真っ先にやばいんじゃないだろうか」という感じ。こちらも客商売だから、大人相手に「講習やりますよ!」などと強く言えないし、もちろん相手にだって他に仕事があるわけだから、待てと言われれば待つさ。だけどね、さんざ待たせた挙句に「夕食食べてからだなぁ~」はないだろう(汗) 時刻は既に19時半をまわっておりました。これまでの様子からかんがみるに、夕食が終わるのはおそらく21時近くでしょう。そこから、また諸々作業して講習が始められるのは、22時!! 宿に入れるのは何時になるんだよぉ。だいたいにして、その時間からはじめて真剣に聞いてもらえるともあまり思えない雰囲気。結局、明日の朝8時半から講習をすることにしてホテルへと向かった。

ホテルの周辺も、ホントに何もないんですわー。さびれたコンビニとラーメン屋がある程度。ホテル内には、かろうじて居酒屋があるということが判ったので、コンビニで若干のアルコールを購入し部屋に置いて、居酒屋へ行ってみたのだけれど。何だよ、まだ宵の口なのに刺身が全部売り切れてるってどういうことなんよ。メニューもたいして惹かれるものもないし。
ただ、たまたま店内のテレビで流れていたNHK「そのとき歴史が動いた」が、たまたま「ニッポンに学べ!タイの”明治維新” ~「王様と私」・ラーマ五世の苦闘~」というテーマであったので、終わるまではこの店で見ていてもいいなと思っていた。 ところがこの店のおばちゃん、おもむろにリモコンを手にとり、民放の2時間ドラマにチャンネル変えやがった。あまりのことに呆然。カウンターで真剣に見入っている私が目に入らんのか! ぜえぜえ。そんなわけで、さっさと食事を切り上げて部屋に戻って続きを。1000円単位で損したね、あの店。

番組はなかなかに面白かったので、何だか歴史の本を読んでみたくなった。今度、amazonか何かで探してみよう。

その後、適当にアルコールとつまみでうだうだして就寝。普段どおり電気は(以下略)。

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2004年11月25日

今週の出張2

朝8時半よりも5分早く到着する。案の定というか、8時半になっても誰もレジカウンターの前にはやってこない。やっぱなー。まあいいや。何しろ以前使用していたレジスターが隣に置いてあって、もうそちらを使う気満々の社長夫人を見ていたら、何かどうでも良くなった。しーらない。それを使っちゃったら単品管理もできないし、POSを導入した意味もなくなってしまう。けれど、誰ひとりとして真剣じゃないから。私も何を言う気にもならない。もう練習もやらないんだろうしと、POS内の不要データを削除して、ぼーっとしていることを決め込んだ。

そうこうしているウチにこれまたやっぱりというか、オープン前の時間からお客さんが店内に入ってきちゃって、朝礼もやらないまま、そのまま何となくリニューアルオープン……。あーあ。絶対まずいと思うけど。まあいいや。知らない。ぼーっと立っているのも何なので(当然のことながら、私はレジに立つことはできない。現金を取り扱う以上何かあった時の責任をとらねばならなくなってしまうから)、袋詰やらお菓子のつかみ取りの手伝いやらをしながら時間を潰す。それにしても、あれだ。お菓子のつかみ取りやら風船やら、ああいった「タダ」ものって、人間の品というか躾が出るよなあとしみじみ。お菓子を何度も掴みにくる子供、既に口をつけたお菓子を返しにくる子供、店内に親はいるのに知らんぷりを決め込んでいる。時おり思いついたように子供を遠くから叱るのだけれど、決して連れ戻しにはこない。どうなっとんじゃ。
大人だって負けてはいない。普通なら、何も書かれていなくても「購入された方には、お菓子の掴み取りのサービス」と理解するだろうに、店内をぶらぶらしているだけで、家族全員が掴み取りをするという始末。人のことだからもちろん何も言えない。でも、何とも気分が悪かった。

とっとと帰りたかったけれど、帰るに帰れず、タイミングを逸し続け、結局最終で帰るしかなくなった。また紀伊半島をぐるりんとまわり、名古屋駅から新幹線。帰りの特急列車の中で、持ってきたDVDを見ようと思ったのに、疲れて結局眠ってしまった。あーらら。ヘッドフォンまで持参していたのに。

23時ギリギリに練馬に着いて、夜ご飯食べさせてもらおうといつもの店に駆け込んでみたのだけど、今日に限ってラストオーダー終了後きっちり閉店だという。かわりに常連のおじさんがお店のママ達と一緒に別の店へ連れていってくれるというので、誘われるままについていくことにした。その店は、家ときっちり反対方向にあたるのでちょっと迷ったのだけどね……。とりあえず満腹食べさせていただいて帰宅。疲れたので寝る。

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2004年11月27日

急げば間に合う

予定していた宴会が流れたので、今週もまた映画館。本日の1本は、「誰にでも秘密がある」。上映開始20分前に自宅を出て、上映開始時間ぴったりに窓口に到着したら、受付のお姉さんに「これより10分間はCMですから」とにっこり笑顔で言われてしまった。そんなに差し迫った顔してたのかしらん。スクリーン内は、なかなかな人の入りだった。もちろんそれでもガラガラには違いないけど。

映画の後は、一度部屋に戻り裏にあるレンタルビデオ屋で返却して再び借りる。結局、先週借りた分はあまり見られなかった。今度はきちんと見なくては……。夕食後、久々にカラオケに行って3時間ほど。ひたすら歌って何だか少しすっきりした気分。

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2004年11月28日

「誰にでも秘密がある」

……期待しすぎたらしい。

日本では「ロマンチック・ラブストーリー」とか言われていたけれど、韓国ではどうやらコメディとして宣伝されていたらしい。どちらが的確かと言えば、やはりこれはコメディでしょう。フライヤーに掲載されているストーリーにしても、あまりロマンチック・ラブストーリーには思えないし。

要するに、イ・ビョンホン演じるいい男が、三人姉妹全員とやってしまうお話。
恋多き三女が猛アタックの末にゲットした恋人を、ある日自宅へと連れてくる。ふたりの姉達はそれぞれの理由から、その恋人に惹かれていくのだが。三姉妹それぞれの視点から、彼をとりまく3つのストーリーが展開される。見る人が変われば、対象に対する印象も変わる。三姉妹がもつ彼のイメージは三人三様で非常に面白い。彼も、相手にあわせていちいちツボをついたアプローチをするのがすごいね。ついつい、そういう人いるかもしれないなぁと思ってしまう。いや、もちろん本当はいないと思うのだけれど、思わせてしまうのがね。

イ・ビョンホンははにかんだ笑顔がいい。すっかりミーハー。上映後、スクリーン内が明るくなって周囲を見渡したら、お姉さま方とおばさま方が大多数を占めていた。やっぱね。

ストーリー的には……。面白いのだけれど、どうもちょっとすっきりしない部分多数。正直なところお金払ってまで見なくても、ビデオで十分。但し、イ・ビョンホンをでかいスクリーンで見つめたい場合はその限りではなく。ちなみに、イ・ビョンホンとチェ・ジウだけのラブストーリーではないですよ。彼女は三姉妹のひとり。それ以上の何かはありません。期待せずに見ればそれなりに楽しめるかも。以下、ネタバレ。

三姉妹の秘密は、もちろん他の姉妹に内緒で彼と関係を持っていることだし、三女に関しては振ってしまった相手と付き合っていたことが秘密だ。そして、彼の秘密はもちろん彼女達を幸せにする為に依頼されてやっているということなわけだ。では、最終的な結果として、三姉妹は幸せになれたんですかね?

三女の場合:男をファッションと同じと豪語する彼女が、自分から誰かに夢中になることを覚え、さらに振ったはずの冴えない男性のことも大切にしたいと思えるようになった、ということ。

次女の場合:男に全く興味がもてなかった彼女が、恋愛を覚えた、ということ。但し、最後は何なんだ?? 自分の友人が思いを寄せていたふうの大学教授にちょっかおを出しておるが、彼のことはもうええんか??

長女の場合:彼と寝て何が変わったというんだ?? ええと、一応、女性である自分を取り戻したということになるのだろうかね。それにしても……。

だいたい秘密、秘密言うからどんな最大の秘密があるかと思えば、あまりにもしょぼくてありえないよな秘密じゃないの! それに何なんだあのエンディングは。
イ・ビョンホンは、三姉妹の父親(依頼主)から「正直なところ、三人のうち誰が良かった?」と聞かれる。彼は「三人だけだと思いますか?」と答えてにっこり笑ってエンディング。正直なところその場では意味が判らなかった。ところが、帰り道てくてく歩きながらふっとひらめいて思わず立ち止まってしまった。もしかして四人目って見ている観客のことか? 自分のプレイボーイっぷりに観客も惚れちゃうとか? うげー(気色わりぃ)。もしもそうだとしたら、随分と点が下がるなぁ。

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2004年11月29日

レパートリー追加

練馬駅の北口には、私の知る限りおそらく2軒のタイ料理屋さんがある。駅に近い方のお店には、たまに行くことはあった。お気に入りの麺もあるし、そこそこおいしいと思っていたのだが、いかんせん日本人が作るタイ料理であって味も日本風に若干アレンジされているかな、という感想を持っていた。

さて、もう一方(駅から少し遠い方)のタイ料理屋。近所のラーメン屋さんのマスターから、情報だけは聞いていた。タイ人が切り盛りしているお店でうまいらしいよとのことだったので、以前一度店の前まで行ってみたことがある。ところが、店の奥のテーブルに4名ほどの人が座っているだけで(どうみても、お店の人達とその仲間といった風情だった)、どうにも怪しい雰囲気が感じられてそのまま踵を返してしまったのだった。しかし、ウェブ上での評判もなかなか良いということがわかり、ようやく本日勇気を出して行ってみることにしたのだった。

メニューは全て写真付。メニューは、タイ語とそのカタカナ表記、そして日本語で書かれている。なんだかちらほらと×印がついているのはご愛嬌として(笑)、わかりやすいしおいしそうに思えるのがいい。ソムタムタイ、トムヤムプラー、カオニャウ、生エビのナンプラーソースかけ(何故かこれだけ日本語:笑)を食べてみた。どれも、きちんと辛くておいしー。カオニャウは、メニューにはなかったのだけれど、訊ねてみたらひとつだけあるからと出してくれた。満足満足。人数が揃えば、まあお値段も普通(日本で食べるタイ料理の標準価格)。

これまで、駅に近い方のお店には随分とお世話になったものだけど、今後は駅から遠い方のこちらのお店をご贔屓にさせていただくことになると思う。あまり新規開拓をしないわたくしですが、今回のはあたり。レパートリーひとつ追加、と。メモメモ。

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2004年11月30日

DVD「深夜特急 #1~#2」

先日、レンタルビデオ店に行った際、借りなおす3本以外に残り2本で何を借りようかと迷ってしまった。何も無理に5本借りなくてもいいのだが、5本で1000円なら5本借りないといけないという強迫観念をつい覚えてしまう貧乏性な私。全てを見られない可能性の方がはるかに高いにもかかわらず。しょうもない。

しかし、アニメにも特にめぼしいものがない。仕方ないので「金田一少年の事件簿」の続きを借りようと思い手をのばしたところ、その隣に「深夜特急」があった(笑) この間、某所の掲示板で丁度その話がちらりと出ていたところだったので、ふと手にとってみた。主演の大沢たかおは割と好みのタイプ。そんなわけで、気付けば2巻分をレジに運んでおりました。全3巻のうち2巻しか借りなかったのは、前出のとおり貧乏性だからです(笑) 大沢たかおをぱっと見の雰囲気のみから判断すると、原作者であるところの沢木耕太郎っぽいといえばそんな感じがしないでもない。(ドラマ「無名」で松本幸四郎の沢木役をちらと予告編で眺めたのだけれど、こちらの方がしっくりしているのは当然のこと。まあ、設定されている年齢が違うわな)

そして、借り直してきたものをそっちのけにしてやっぱり「深夜特急」を見てしまうのだ。阿呆ですな。いや、面白かったですよ。大沢たかおはどうでも良かったけど。風景がね。
撮影の背景とか全くわからないので、これどうやって撮影したんだろうとか考えてしまう。まさか本当にあんな風に旅行をしたわけではあるまい。そんなことを考えると若干気分が萎えてくる。うーん、これは映像化しなかった方が良かったのかも。もちろん知っている場所・知らない場所を映像で見るのは楽しいけれど、正直なところ面白さでは本の方が圧倒的ではないかと。これは完全な主観であるから、他のもっと旅慣れた方とかが見れば、また違う感想が出てくるのだろうな。さて、3巻を借りるべきかどうするべきか。

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